組織

まちと地域と共に歩んだ教育魅力化の取り組みを

一過性のものではなく持続可能にするため

つわの学びみらいは誕生しました

沿革History

2009年度津和野高校後援会発足 中高一貫校の設立に向けて
2011年度離島・中山間地高校魅力化・活性化事業開始
2013年度 高校魅力化コーディネーターの配置
町長部局「つわの暮らし推進課」へ 高校支援係設置
高校・行政・後援会からなるプロジェクトチーム発足
「駅舎プロジェクト」など体験型プログラムの開始
2014年度 高校魅力化コーディネーター2名体制に
町営英語塾「HAN-KOH」開塾(講師1、スタッフ1)
地域系クラブ「グローカルクラブ」発足
プロジェクト型・キャリア教育重視の「総合的な学習の時間」開始
2015年度 町営塾4名体制に(講師2、スタッフ2)
長期海外留学生2名受け入れ(チリ・ドイツ)
高校ウェブサイトリニューアル
2016年度 高校魅力化コーディネーター3名体制に、町営塾8名体制に
総合的な学習の時間が「T-PLAN」として課題解決型に
長期海外留学生2名派遣(フィンランド・ノルウェー)
「グローカルクラブ」が地域系部活動「グローカル・ラボ」に格上げ
プロジェクト活動での実践を活かしAO入試で私大合格
入学志願者が定員を超え、倍率が出る

教育委員会と事業連携開始
0歳児プログラムを着手
教育魅力化統括コーディネーターの配置
2017年度 総合的な学習の時間で「トークフォークダンス」実施
『マイプロジェクトアワード』で優秀賞を受賞(『竹で築こう』高2 ※当時)

小中学校へコーディネーター参入
「0歳児からのひとづくりプログラム」完成
2018年度 町営塾6名体制に(塾長1、講師3、スタッフ2)
AO入試で難関国立大学合格

小中学校へコーディネーター配置
教育魅力化推進協議会の設置
2019年度 高校生の進路実現が多様化
コンソーシアム設立準備委員会発足
津和野高校の職員室を新たに「センセイオフィス」にリニューアル
高校魅力化コンソーシアム構築支援事業受託(一市町村一校モデル)
一般社団法人コンソーシアム津和野設立準備社団設立
小中学校コーディネーター3名配置(全地域)
2020年度 「地域みらい留学365」事業受託・募集開始
「地域みらい留学365」、下宿担当コーディネーターの配置
コンソーシアムマネージャーの配置
保小連携コーディネーターの配置
幼児教育コーディネーターの配置
-これにて保小中高全校種にコーディネーターが配置される
津和野町内にて教育魅力化キャラバンの実施
2021年度 「地域みらい留学365」受け入れ開始
下宿事業開始
島根県環境政策課と教室の断熱化プロジェクトを実施
町営寮の構想が始まる
大学生インターン3名、学生サポーター2名の配置(うち2名津和野高校卒業生)
保育園から高校までのコーディネーターによる活動報告会の実施(オンラインにて約100名の参加)

「教育事業だけは津和野町が引受けて見せますよ」
昭和時代初期、時の町長は津和野に訪問していた詩人、小説家・島崎藤村にこう語りました。津和野町には、森鷗外を筆頭に明治維新期に活躍した人材を複数輩出した藩校養老館や、人材育成に力を入れた歴史と文化、そしてその精神が現代にも脈々と受け継がれています。

2011年、生徒減少による統廃合の危機に面した津和野高校で、高校魅力化の取り組みが始まりました。それ以来、小さな町の小さな公立高校を舞台に、学校と地域、世代間、県境の垣根を超えたさまざまな挑戦が生まれ続けています。また、こうした魅力化の流れは保育園、小学校、中学校へと広がり、子どもたちの教育環境の向上や教育を通した町のさらなる活性を目的に、2021年「一般財団法人つわの学びみらい」を設立しました。学校や行政との綿密な連携、そして地域のたくさんの協力を受けて、この町で生まれ、育ち、学ぶ子どもたちの豊かな教育環境のある町の実現を目指します。

活動実績Achievements

    • 活動名卒業生交流サイト「ツコウユナイテッド」
    • 活動期間2021年〜
    • 「ツコウユナイテッド」は、津和野高校卒業生との交流サイトです。全国各地から集まるツコウ生の多くは、卒業後は次なる活躍の場へ旅立っていくことがほとんど。卒業後も町や高校に貢献したい、この町でまた挑戦したいと思う卒業生たちとの継続的な繋がりを構築し、関わりしろを創出しています。

    • 活動名プロジェクト活動(PBL : Project Based Learning)の伴走支援
    • 活動期間随時
    • “「やってみたい」を「やってみる」にする”をスクールポリシーに掲げる津和野高校では、高校生が地域社会の中で課題を発見し、解決に向けて思考する機会が溢れています。その過程で、世代を超えて多様な人々と対話したり、自分自身を見つめ直したり、活動を振り返ったりしながら、次の進路実現へと繋げていくサポートを行っています。

    • 活動名トークフォークダンス
    • 活動期間2017年〜
    • 津和野高校の名物行事となった「トークフォークダンス」。生徒とほぼ同数の地域の方が来校し、一対一で短い対話を繰り返します。自分の思いや考えを伝えたり、多様な考え方に触れたりする経験を通し、たくさんの新しい発見や出会いが生まれていきます。「総合的な探究の時間」の授業内で実施しています。

代表挨拶Message

  • 一般財団法人つわの学びみらい 代表
  • 宮本善行

世界中の社会問題に挑戦し、
歴史に新たな1ページを刻みたい。

津和野町の教育魅力化事業は、10年を経過して順調にその成果が表れています。人口7千人に満たないこの小さな町の挑戦は、2021年2月15日に一般財団法人「つわの学びみらい」を設立して次の一歩を踏み出すことができました。改めましてご支援をいただいている皆様にお礼申し上げます。

高校の存続危機という危機感から始まった津和野高校の教育魅力化から始まり、町営英語塾の開設、中・高生のプロジェクト活動の増加、地域住民や若者有志の団体による教育への参画、生徒と同数の大人が毎年集う高校・中学校の総合的な学習(探究)の時間、津和野高校の卒業生が現役生徒を支える活動、それに端を発したマッチングサイト「ツコウユナイテッド」の開設、近年では保小連携や幼児教育分野にも教育魅力化コーディネーターを配置するなど、その内容は枚挙にいとまがありません。

私たちのチャレンジは、わたしが変わること(ひとづくり)でまちが変わること(持続可能な津和野町)を実現することです。熱量を持った多様で優秀な人材が津和野町に集結しています。0歳児からのひとづくりプログラムを立ち上げている津和野町。教育の町に揃う多様なヒト・モノ・コトそのすべてを学びの対象と捉え、新しい試みを加えて未来を創造する人材を創り続けて、成長が循環するまちを目指していきたいと思います。

団体概要About

会社名一般財団法人つわの学びみらい
所在地〒699-5605
島根県鹿足郡津和野町後田 ハ12−3
設立2021年2月17日
代表理事代表理事宮本善行
理事宮内 秀和
理事中村 純二
事務局長楠 寛
総務清水 陽子
総務中藤 綾子
総務内田 未来
事業内容 ⑴ 津和野町の教育魅力化に関連するコーディネート事業
⑵ 津和野町が進めるひとづくり事業
⑶ 教育と地域の好循環実現に資する、コンソーシアム構築事業
⑷ その他前各号に掲げる事業に附帯又は関連する事業