- 2024/06/13
第2回冒険教室「人生を楽しむキャリア教育-旅行編-」を実施しました!
- 町営英語塾 HAN-KOH
6月5日(水)に、町営英語塾HAN-KOHでR6年度より新たに始まった講座「冒険教室」を開催しました。
第2回目のテーマは『人生を楽しむキャリア教育-旅行編-』。
静岡大学教育学部塩田研究室とじゃらんリサーチセンターが共同で開発した教材を使用して、「人生を楽しむ」という発想でキャリアをデザインしていきました。
〇静岡大学教育学部塩田研究室とじゃらんリサーチセンターが共同で開発した教材「人生を楽しむためのキャリア教育-好きを分解する【旅行編】-」についてはこちら
「キャリア」ってなんだろう?まずは意味や役割を考える
今回の講座は、HAN-KOH日原教室ともオンラインでつないで実施しました。
日原教室からは中学生1名が参加し、高校1~2年生5名と合わせ、6名が参加しました。
まず冒頭に「キャリア」について考えました。
今回の講座では、キャリアの意味を仕事だけに限定せず、
キャリア=仕事の時間、家庭の時間、余暇の時間
など、多様な時間が存在すると考えています。
また一言に「余暇の時間」と言っても、疲れをとったり、勉強したり、趣味をしたりと色々な役割があることを話し合いました。
“好き”を分解して、好きの要素を見つけることで自分を再発見!
今回の講座では、キャリアの中でも「余暇の時間に遊ぶ(旅行)」というテーマで考えていきました。
自分の”好き”なものを改めて考えたり、”好き”を分解して、その時の行動や状況、感情などから自分自身を分析することに挑戦しました。
そうすることで、
「自分はどんな場面で、どんな人と、どんなことをすることが好きなのか?」
を深く考えることができました。
参加した中高生からは、
「自分の好きなことを書く時に、なかなか思いつかなかったので、自分の好きなことも知らないんだなと驚きました。今日で考え方が少し広がったと感じます」
「一人旅が好きで今回この講座に参加しました。そして改めて一人旅が好きなんだなと感じ、これからも一人旅をたくさんしたいなと思いました」
「自分の”好き”の中に共通点を見つけることができました。また、進路を考える時にも参考になるようなことが分かって良かったです」
「自分の”好き”がよくわからなくなっていましたが、『自分の感じたこと』が、”やりたいこと”や”好き”につながると思いました」
「自分の好きなことを改めて知ることができたし、体を動かすことが意外と好きなんだなということもわかったので良かったです」
等の感想がありました。
自分の”好き”を分解することで、自分が喜びを感じる場面や物事等に、改めて気づくことができたのではないでしょうか。
そして、自分自身を様々な角度から”知る”ことが、余暇も含めたこれからの人生の選択肢を広げ、楽しむことにつながると考えています。今回の講座で(再)発見した自分の”好き”をきっかけに、高校生活でも様々なことに挑戦してくれることを期待しています。
次回、6/19(水)は「共感サークル」を開催します!
共感サークルとは、集まった人たちの中で一人が
「自分のエピソードを話す『話し手』」
となり、それ以外の人全員が
「話し手の感情やその奥にある大切にしたいこと(ニーズ)に焦点を当てながら聴く『聴き手』」
となる集まりのことで、『話し手』と『聴き手』は、決められた時間の中で交代していきます。
共感サークルでは、
・自分の気持ちを出してみる
・自分の気持ちの中にどんなニーズがあったのか知る
・相手の話を最後まで聴く
・相手がどんな思いを感じているのかを感じ、考える
ことを目指していきます。
講師には、津和野町内の左鐙(さぶみ)地区に在住しており、『NPOさぶみの』所属の
小林ちずかさんをお迎えします。
小林さんは、津和野町で『フォルケホイスコーレ』(デンマーク発祥の試験も成績もない大人のための教育機関)をつくりたいとの想いから任意団体”雨と歌とラタトゥイユ”にて、つわのホイスコーレの活動を行っています。
その一環として、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)や傾聴を学んでおられ、今回は共感サークルの場をともにするメンバーとしてご参加くださいます。
自分の”感情のもと”にはどんなニーズ(要求)があるのか?について、話すこと、聴くことを通して探ることで、自分をより知るきっかけになるのではないでしょうか。
事前申込み不要です。
津和野町の中高生のみなさん、ぜひご参加ください!