ニュース

news

ツワノセカイ部北九州研修レポート~3日間で広がった学びと新たな視点

  • みらい共創センターHAN-KOH
  • みらい共創センターHAN-KOH

『福岡に聞いて、世界を知る!』

 

ツワノセカイ部の1年生3名が、7月26日(日)~28日(火)の3日間、北九州市へ研修旅行に行きました。

 

今回の研修では、「福岡に聞いて、世界を知る!」をスローガンに、国際交流・協力、森鷗外、環境問題、英語、観光など、普段の部活動だけでは得ることのできない学びや体験に触れました。

 

 

今回の研修の目的は、次の3つです。

 

1.国際交流・協力施設を訪問し、英語や異文化体験を通して視野を広げる。また、そこで得た知見や情報を部活動に還元し、活動の活性化につなげる。

 

2.森鷗外の歴史を学び、津和野と小倉にある旧宅の違いを深掘りする。

 

3.観光ガイドやレストランでの接客を受けることで、今後の活動で外国人観光客に町案内や配膳をするときのヒントを得る。

 

 

研修では、森鷗外ゆかりの地や環境・国際協力に関する施設を巡り、実践的な英語活用にも挑戦しました。また、観光ガイドや飲食店での接客など、普段の部活動だけでは得られない多様な学びと体験を通し、今後のツワノセカイ部の活動につながる大きな手応えを得る3日間となりました。

 

 

 

森鷗外ゆかりの地を巡る学習

 

森鷗外は、旧陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任しており、北九州市には現在も多くのゆかりの地が残されています。観光案内ボランティアの方によるガイドのもと、市内を歩きながら、鷗外の足跡や当時の小倉の様子について学びました。

 

生家のある津和野町の旧居と、小倉時代の邸宅を比較することで、鷗外の業績や思想、さらには彼が生きた時代背景への理解を深めることができました。 

 

森鷗外旧宅訪問の様子

 

 

 

タカミヤ環境ミュージアムで環境問題を学ぶ

 

タカミヤ環境ミュージアムでは、SDGsに関する展示やクイズを通して、日本や世界の環境問題について学びました。エチオピアのコーヒー文化やフェアトレードについての紹介により、生徒たちは世界各地の暮らしや文化への関心を深めました。

 

また、北九州市が深刻な公害を乗り越えるため、市民・企業・行政が一体となって環境改善に取り組んできた歴史についても学びました。地域全体で課題に向き合う姿勢の大切さを実感するとともに、地球規模の環境問題について改めて考える貴重な機会となりました。

 

SDGsのクイズに挑戦しました!

 

 

北九州市の公害について話を聞く様子

 

 

 

JICA九州で国際協力について学ぶ

 

JICA九州では、JICAや海外協力隊の活動について学ぶとともに、児童労働や水問題、SDGsなど、世界が抱えるさまざまな課題について考えました。

 

水のワークショップでは、「バーチャルウォーター」という考え方について学びました。これは、食料を輸入している国(消費国)で、もしその食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要になるのかを推定したものです。普段何気なく食べているものの生産過程で使われる「見えない水」に目を向けることで、私たちの生活が世界の水資源とつながっていることを学びました。 

 

また、「もし自分が日本のリーダーだったら、どのSDGsの達成を最優先するか」といった問いについても、自分の意見を述べ、積極的に発表する姿が見られました。

 

安全な水がない時、どのような問題が考えられるか書き出しました

 

 

もし自分が日本のリーダーだったら、どのSDGsの達成を最優先するか話し合いました

 

 

 

KGG KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAYで英語を実践

 

KGG KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAYは、体験型の英語学習施設です。オーストラリアのビーチサイドをイメージしたレストランやイギリスのグローサリーマーケットをイメージしたお店、ハワイのホテルのロビーをイメージした空間等で、スタッフとの英語のみのコミュニケーションに挑戦しました。

 

初めは緊張した様子も見られましたが、活動が進むにつれて、積極的に英語で話そうとする姿が見られるようになりました。実際に英語を使うことで、楽しさや難しさを体験し、英語学習への自信と意欲を高めることができました。

 

イギリスのグローサリーマーケットをイメージしたお店でお買い物♪

 

 

オーストラリアのビーチサイドをイメージしたレストランでハンバーガーづくりに挑戦

 

 

 

 

事前学習と主体的な学び

 

今回の研修は、普段の活動で培った学びを実際の現場でさらに深める貴重な機会となりました。

 

生徒たちは事前学習として、森鷗外の経歴の調査や実践的な英会話の練習を重ねて研修に臨みました。現地では実際に英語を使い、観光ガイドの解説に耳を傾けながら、地域の歴史や文化、地球規模の課題について学びました。普段の活動で得た知識を実体験と結びつけることで、新たな気づきや視点を得ることができました。

 

研修後には「もっと質問を準備しておけば、さらに深い学びにつなげられた」という振り返りもあり、今後の活動に向けた課題を見つけることもできました。

 

 

 

津和野町の魅力を改めて見つめ直す

 

今回の研修を通じて、北九州市における文化資産の活用や観光振興、環境保全といった先進的な取り組みを学ぶことができました。他地域の活動に触れたことで、自分たちの町である津和野町の歴史や文化、地域の魅力を客観的に見つめ直す貴重な機会となりました。

 

また、訪問先では生徒たちが自発的に感謝の気持ちを伝えるなど、礼儀や主体性の面でも頼もしい成長が見られました。こうした実体験の積み重ねが、将来的に津和野町の魅力を発信し、地域の未来を担う人材の育成へとつながることが期待されます。

 

 

 

参加した生徒の声

 

今回の研修で特に印象に残ったこととして、生徒からはJICA九州で学んだ「協力する」という考え方が挙げられていました。

 

生徒の振り返りでは、「他国のために“施す”のではなく、“協力する”という姿勢が強く印象に残った。世界の国々を友達に置き換えて、“手を貸す”というマインドが大事だと思った」とのコメントがありました。

 

 

さらに、環境ミュージアムで北九州市の公害克服の歴史を学んだことで、「協力するためには、日頃から信頼関係を築いておくことが大切」という考えにもつながったようです。「“〇〇してあげる”という考え方ではなく、年齢に関係なく“一緒に何かをする”というスタンスを持つことが大切だと思った」といったコメントもありました。

 

 

今回の研修を通して、世界の課題について学ぶ中で、自分自身の人との関わり方についても考えることができました。

 

生徒からは「楽しく学ぶことができたので、時間が経っても記憶にしっかり残っている」という声が聞かれ、実際に見て、聞いて、体験することの大切さを肌で実感したようです。 

 

JICA九州にて、外国の民族衣装を着て記念撮影♪

 

 

 

今後の活動に向けて

 

研修の成果を発表する報告会を、10月に開催する予定です。報告会に向けて事後学習を進め、津和野町国際交流協会や保護者の方々、高校生、先生方、そして日頃からツワノセカイ部を温かく支えてくださっている地域の皆さまへ、学びの成果をお届けします。

 

詳細が決まり次第、つわの学びみらいのInstagram等でご案内いたしますので、ぜひご参加ください。

 

 

「福岡に聞いて、世界を知る!」というスローガンのもとで得た学びや気づきを自分たちの言葉で伝えるとともに、今後の学校生活や部活動に活かしていきます。さらに、津和野町の魅力を国内外へ発信し、地域の方々と協力しながら、より一層の地域貢献につながる活動を展開してまいります。

 

この記事を書いた人
みらい共創センターHAN-KOH
みらい共創センターHAN-KOH
津和野高校魅力化プロジェクトの一環として2014年に設立された町営英語塾HAN-KOHは、2025年より「みらい共創センターHAN-KOH」としてさらなる進化の時を迎えています。学習や留学、やりたいことのサポート等これまでの取り組みに加えて、多様な人と関わり、対話し、考え、行動することで新しい価値を生み出し、共に未来を創っていく”みらい共創”の拠点となることを目指します。