- 2026/10/27
津和野高校合唱部が「せせらぎ」で秋のふれあいコンサートと職員交流会を開催しました




- 内谷愛



9月19日(土)、医療法人橘井堂津和野共存病院内にある「介護老人保健施設せせらぎ」にて、津和野高校の合唱部7名が「秋のふれあいコンサート」を開催し、終了後には施設職員の方々との交流会を行いました。
職員の方と事前の打ち合わせ
今回のコンサートに向けて、生徒たちは8月24日(月)にせせらぎを訪問し、職員の方々と事前の打ち合わせを行いました。
利用者の方の人数や年齢層、喜ばれる選曲などをヒアリングし、「体をほぐすような体操を入れてもらえたら」「若い頃を回想できるようなアクティビティや選曲などを意識してもらうと喜ばれるのでは」といったアドバイスをいただきました。
いただいたアドバイスをもとに話し合いを重ね、企画をブラッシュアップし、万全の準備を整えて当日を迎えました。



笑顔と温かい手拍子に包まれた「秋のふれあいコンサート」
当日は、約40名の利用者の方々にご参加いただきました。 合唱部の生徒が自ら司会を務め、部員7名がそれぞれ自己紹介を行った後に、一緒に手や肩を動かす体操からスタートしました。
生徒たちは事前に「どうすれば高齢の利用者の方にしっかり伝わるか」を考え、声の大きさや話すスピードなどを工夫する練習を重ねて本番に臨んでおり、皆さま楽しそうに体操に参加してくださいました。



続いて、秋らしい曲を選んでの合同合唱や、ボールを使った『あんたがたどこさ』を披露しました。
生徒たちが、「さ」のタイミングで足の下にボールを通す動きに挑戦し、奮闘する姿に、利用者の方々からたくさんの応援と笑い声が起こり、会場は大いに盛り上がりました。
全員で楽しめるよう、事前に生徒たちが模造紙に大きく歌詞を書いて準備していたことも、一体感を生むきっかけとなりました。



プログラムの最後は、合唱部による歌の披露です。『瑠璃色の地球』『糸』など5曲を披露し、『ふるさと』では手話も交えて歌唱しました。
利用者の皆さまも一緒に口ずさんだり、手を動かしたりしながら聴いている姿が印象的でした。






「働くこと」を考える職員の方々との交流会
コンサート終了後には、現場で実際に働く介護福祉士・看護師の方々4名と交流会を実施しました。
この交流会は、津和野町で「働くこと」や「暮らすこと」について知り、生徒たちのキャリアの視野を広げることを目的としています。医療福祉系の仕事に興味を持っている生徒もおり、当日は生徒たちからたくさんの質問が寄せられました。
「この仕事を選んだ理由は?」 「ふだん利用者の方と接する上で気をつけていることは?」 「介護福祉士さんのお仕事は具体的にどんなことをするのか?」 「利用者の方は日中どんなことをしているのか?」 「お仕事のやりがいは?」
これらの質問に対し、職員の方々は飾らずありのままの言葉でお話ししてくださいました。現場のリアルな声をお聞きすることで、生徒たちが自身の将来やキャリアについて深く考える大変有意義な時間となったのはもちろんのこと、職員の方々にとっても、自身の仕事を振り返り言葉にして伝えるという貴重な機会になったのではないでしょうか。



コンサート後の振り返り
合唱部の生徒の感想を紹介します。
「こんなにたくさんの方が一緒に歌ったり手をたたいたりしてくれて、ちゃんと聴いてくださり、とても嬉しかった」
「利用者の皆さんが楽しんでくれたり、いろいろなお話も聞けてとても楽しい時間だった」
「声の大きさやトーンを意識したが、次は表情にも気をつけてやりたい。ニコニコして聴いてくださったのが嬉しかった」
「利用者の方に話しかけるときの言葉選びが難しいと感じた。もうちょっと顔を見て歌えればよかったと思うので、次に生かしたい」
せせらぎの職員の方からは、
「普段なかなか自室から出てこられない利用者さんも今日のコンサートには来られていて、皆さんとても良い表情をされていた」
「利用者の方々の普段見られない表情が見られた。ボールをつく時に失敗する姿なども楽しんでいて、たくさんの笑顔が見られてとてもよかった」
「普段なかなか高校生と触れ合う機会がないので、利用者の方も『元気をもらった』と大絶賛でとても喜んでいた。司会進行も素晴らしかった。
次回はぜひお茶を飲みながらゲームをしたりして交流する時間もつくれたら嬉しく思う」
等のコメントをいただきました。
生徒たちにとって、自ら企画して地域の方々に喜んでいただく経験だけでなく、現場で働くプロフェッショナルの方々との対話を通して多くの学びを得る一日となりました。
企画段階から当日まで、多大なるご協力をいただいたせせらぎの皆さま、ありがとうございました。これからも世代を超えた交流の場をともに築いていけるよう、生徒とともに継続的な活動に取り組んでいきます。



