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「まち全体が学びの場」一般社団法人津和野まちとぶんか創造センター(TMC)のご紹介

  • 内谷愛
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鷺舞モニュメント前のスクランブル交差点の一角に、2021年にオープンしたガラス張りのスペース「TAGO HOUSE ANNEX(THA)」。

これまで空き家だった場所を改修し、灯りがともったことで、まちに人の流れがうまれ、今ではツコウ生やツコウ卒業生が帰ってきたときの居場所となっています。

 

ここは、私たちと一緒に津和野高校の生徒募集等にも関わってくれている玉木愛実さんが立ち上げた「一般社団法人津和野まちとぶんか創造センター(TMC)」が拠点としている事務所。

 

前を通った時に「あそこは何だろう?」と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

TMC代表理事の玉木さんにTMCについてインタビューをしてきたので、ご紹介します。

 

 

 

 

TMCが目指すのは「キャンパスのようなまちづくり」

 

TMCが目指すのは「キャンパスのようなまちづくり」とのこと。

「津和野の歴史的・伝統的文化と呼応する『独創的・創造的な学びの文化』をいかに生成するか」で、学校や行政ではできないことを、民間として取り組みたいと思い、設立されたそうです。

 

そしてTAGO HOUSE ANNEX(THA)は「高校生が安心して居られる場所・学べる場所」を提供しています。

 

また、「つわのカレッジ」という食、建築、町並み、産業振興、情報発信など様々なジャンルの実践者(専門家)と、それについて興味のある人たちが集まり、テーマを決めて動きながら学んでいくプロジェクトも進行中とのことです。

 

   

 

 

他にも、津和野の資源を活かした取り組みを多数展開されており、ビジネスとしての協業に地域の人とともに取り組んでいきたいとの想いを強く持っておられました。

 

今後はTHAの後ろのスペースを「ファブラボ(FABLAB)」というものづくり空間に改修予定だそうですよ。

ファブラボでは、ものづくりを通して「learning by doing (行動しながら学ぶ)」を実践していく場にしていきたいそうで、地域の方が気軽に活用できる場を創っていきたいとのことで、とても楽しみですね。

 

ファブラボをつくるために高校生と床の張替えをしている様子

 

 

THAの2階のスペースも、ラウンジみたいに地域の方や高校生がくつろいだり自由に集ったりできる場にしていきたいと話してくれました。

 

 

「津和野会議2023」を12月1~2日に開催!

 

12 月 1 日 ( 金 )~2 日(土)には、第 5 回目となる「津和野会議 2023」も開催される予定です。

 

この「津和野会議」は、未来を担う次世代、様々な分野の専門家や研究者、活動家、社会人、そして出自が異なる多様な人々と、地域や現代社会がもつ様々な課題について議論し、対話する国際地域会議とのこと。

 

「みんなでつくる」「まち全体をつかう」「丸一日をつかう」という特徴を持ち、津和野の城下町全体を「キャンパスのように」することで、多くの偉人を生み出したこのまちが持つ人材育成の文化に少しでも近づき、日本全体の大きな課題である地域再生や持続可能な社会づくりに貢献したいとの思いで実施されます。

 

津和野高校の卒業生も企画メンバーとして参加しており、つわの学びみらいも、12月2日午後に「学び」をテーマにしたセッションを担当する予定ですので、また詳細が決まり次第ご案内します。

興味のある方はぜひご参加ください!

 

〇津和野会議2023について、参加申込等詳しくはこちら

 

 

つわの学びみらいも、引き続きTMCと一緒に「学びの場」の創出に取り組んでいきます。

 

 

★玉木さんに関する紹介記事はこちらよりご覧ください

・地域・教育魅力化コーディネーター「地域で働く、先輩コーディネーターたち」

・津和野町〜教育魅力化コーディネーター・玉木さんインタビュー〜

 

 

 

この記事を書いた人
内谷愛
広報
内谷愛
北海道から広島まで、日本各地で過ごした幼少期。民間企業勤務時に海外の文化に接して刺激を受け、約15か国を旅しました。もっと現地の人と関わりたくて、ワーホリでオーストラリアへ行ったり、ボランティアでアフリカへ。そこでの生活を通して、幸せや豊かさ、自分がどう生きたいのかを考えるようになりました。国際理解教育に携わり、団体・高校等でのコーディネーターを経験。キャンプと旅と音楽が好き。広報を通してみなさんとつながれたら嬉しいです。