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地域の伝統を未来へつなぐ~鷲原天満宮例大祭に津和野高校生が参加しました

  • 宅野晃裕
  • 宅野晃裕

11月15日(土)に、鷲原天満宮において例大祭が執り行われました。

 

地域に受け継がれてきた伝統行事に、津和野高校の生徒も、毎年「暴れ神輿」の担ぎ手として参加しています。

 

神輿の安全を祈願⛩

 

いよいよ出発です!

 

 

 

今年も多くの津和野高校生の参加がありましたが、特に印象的だったのは、祭りの雰囲気に引き寄せられるように、生徒たちが自然と集まってきたことです。

 

例大祭への事前の参加申し込みは5名のみでしたが、神輿が動き出す頃には、当日の熱気や担ぎ手の掛け声、地域の方々の活気に触れた生徒たちが、「自分も担ぎたい!」「行列に参加したい!」と次々に集まり、最終的には20名を超える生徒が参加し、過去最多となりました。

 

県外から津和野高校に進学した1年生の姿も多く、祭りの熱気や伝統など、関わる人たちの熱い雰囲気に心を動かされたようです。

 

神輿の道中!

 

 

さらに、津和野高校の卒業生が毎年のように担ぎ手として帰ってくることも、例大祭の大きな特徴です。県外から津和野高校に進学した生徒が卒業し、津和野町を離れた後も、この日には自然と足を運び、在校生と肩を並べて神輿を担ぐ姿は、地域と若い世代の深いつながりを表しています。

 

各神酒所では、地元の方々からおにぎりや豚汁などのお振る舞いが行われていました。

 

お祭りの終盤はいよいよ火の中へ!

 

 

お祭りを通して、高校生や卒業生は、地域の方々から神輿の担ぎ方や心構えを丁寧に教わっていました。

 

神輿を担ぐのが初めての生徒も多く、

「思ったより重くて驚いた」

「地域の人と一緒に担ぐ雰囲気が楽しかった」

「振る舞いのおにぎりがとても美味しかった」

等の声が聞かれました。

 

地域の方からは、

「高校生がいてくれると祭りが盛り上がる」と喜びの声が寄せられ、伝統行事を通じた世代間交流の場となりました。

 

今後も、伝統文化を通して高校生が地域の魅力を肌で感じられるようサポートしていきます。

 

この記事を書いた人
宅野晃裕
みらい共創コーディネーター
宅野晃裕
津和野町で生まれ高校卒業まで過ごし、大学進学に伴い、6年間程上京していました。外から見た津和野のまちは、良い部分、悪い部分と感じられることは様々でした。幼い頃より親しんできた伝統芸能石見神楽を中心として、地域を盛り上げていきたいです。私を育ててくれた地元に、少しでも恩返しができるようお役に立てればと思います。まちで見かけたときは、ぜひ気軽に声を掛けてください!