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津和野会議2025が開催されました

  • 牛木 力
  • 牛木 力

2025年12月5日(金)・6日(土)の2日間、(一社)津和野まちとぶんか創造センターが主催する「津和野会議2025」が開催されました。この会議は2019年から毎年続けられている取り組みで、地域や社会の課題について、多様な立場や世代の人々が集まり、ともに考え、その過程を大切にすることを目的としています。

 

 

 

テーマは「みんなで考える ― THINK TOGETHER」

 

2日間にわたり開催されたこの会議には、津和野高校生や大学生をはじめ、建築・農学・海洋分野の専門家、地域住民など約100名が参加しました。藩校養老館や町内の飲食店など計5カ所を会場とし、まち全体を舞台に活発な対話が繰り広げられました。

 

また、学校と地域をつなぐ役割を担うコーディネーターも参画し、「みんなで考える」というテーマをより実践的なかたちで深めることができました。

 

 

初日のテーマは「食の風景」

 

初日は、地域の農業や食文化が持つ意味をテーマに講演が行われました。

 

小規模な農業は、食べ物を生み出すだけでなく、景観を守り、地域の文化を育み、いざというときの支えにもなる存在です。数字では測りにくいこうした価値について共有し、その後は津和野町の食材を囲んだ交流会を通して、参加者同士の対話が広がっていました。

 

 

 

2日目は「気候変動と地域」を切り口にまちを考える

 

2日目は、「気候変動と地域」を切り口に町のこれからについて意見交換を行いました。

 

気候の変化は、農業や観光、産業など町の暮らしに直接影響を与えます。その現状を確認したうえで、高校生や大学生が感じている地域の課題を出発点に、「まちなか会議」が開催されました。まちなか会議では、景観や伝統文化、産業、交通、学びの場などについて、世代を越えて率直な対話が行われました。

 

高校生が津和野で挑戦したいことを共有しました

 

 

参加者からは、「気候変動が町の経済や産業に影響することを知り、町の未来に向き合いたいと思った」といった声が寄せられました。

 

津和野会議は、答えを急ぐ場ではありません。感じたことを言葉にし、互いに聴き合い、考え続ける姿勢を共有する場です。

 

「美しいまち」とは、整えられた建物や景観だけでつくられるものではありません。議論し、学び合い、世代を越えて関わり合う人々の存在によって育まれるものです。今回の津和野会議は、つながり続けたい町の姿を改めて描く、そんな機会となりました。

 

この記事を書いた人
牛木 力
教育魅力化コーディネーター
牛木 力
津和野町は大好きなまちで、ここに住めているだけでまず幸せです。H28年に津和野に出会うまでは、アメリカで、都市計画家が作る高校生向けプロジェクト型学習のプログラムに参画し、R2~5年度は、山形にある東北芸工大(コミュニティデザイン学科)で教員をしながら、新しい学びのあるべき姿を模索しました。今は世界最大の社会起業家ネットワーク、Ashokaの活動にも従事しています。日々、つわの学びみらいのメンバー、高校生、学校の先生、そして地域の志ある仲間と探究を続けています。