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世界とつながる~「Africa Life Talk」を実施しました

  • みらい共創センターHAN-KOH
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10月3日(土)、みらい共創センターHAN-KOHにて「Africa Life Talk」を開催しました。

 

講師にお招きした早川千晶さんは、18歳で世界放浪の旅に出て各地を巡ったのち、ケニアへの定住を決意されました。現在は平和活動家として、社会的に不利な立場にある民族や貧困地区のコミュニティとともに、より良い世界をつくるための多様な活動を展開されています。

 

当日は津和野高校の生徒3名と、町内外から12名の大人が参加しました。ケニア在住38年となる早川さんから、キベラスラムでの活動や、そこに暮らす人々のありのままのストーリーについてお話しいただきました。

 

 

 

早川さんのライフストーリーを聴く

 

続いて、早川さんのライフストーリーについてお話を伺いました。

 

まずは、「アフリカには何ヶ国あるのか」「ケニアはどこにあるのか」といったクイズから始まりました。続いて、早川さんが運営されているマゴソスクールの生徒たちによる、歌のパフォーマンスを見せていただきました。

 

そして、話題は早川さんご自身の人生へと移りました。

 

旅に出ることになったきっかけや、実際に世界を巡る中で見て、感じてきたこと、そしてケニアに暮らすことになるまでの道のりが語られました。その中で、次のようなメッセージを伝えてくださいました。

 

「『将来、夢ってなに?』って聞かれてもよくわかんないって思うかもしれません。仕事って、好きなことをとにかく、とことんとことんやってみると、大人になったらそれが将来仕事になります。私はそうでした。

 

『そんな旅なんかしていて何になるの?』と多くの人に言われたけれど、旅がしたかったから旅をしていました。そうしたら、その旅が私にとって生活を支える仕事になりました。

 

だから私は今何をしているかっていうと、旅を仕事にしています。

 

世界中のどんなところに行っても友達ができるし、そこにいる人たちから話を聴くことができる。それでテレビの番組をつくったり、ガイドをしたりする仕事をしています。

 

そんな仕事をしながらいろいろな活動をしているのですが、わたしの一番の仲良しはマサイ族のみなさんです」

 

「アフリカには何ヶ国ある?ケニアはどこにある?」

 

 

 

アフリカのキベラスラムに暮らす人々のストーリーから「命」について考える

 

早川さんがケニアで暮らし、さまざまな活動を続けていく中で出会ったのが、キベラスラムの人々でした。彼らと友人になり、その生活環境を目の当たりにする中で、日々直面している苦しさや難しさを知ったと言います。

 

それでも今を懸命に生きる彼らの強さに、早川さんは深く心を動かされました。

 

早川さんがキベラスラムで、駆け込み寺のような存在である「マゴソスクール」を開き続けているのには理由があります。それは、「ご飯が食べられること」が子どもたちの学校へ来る理由になり、「学ぶこと」が彼らの未来への希望や夢を描くことにつながるからです。

 

 

日本で暮らしていると、「食べる」ことも「学ぶ」ことも、つい当たり前のようにできることだと思ってしまいます。もちろん、現代の日本でもその「当たり前」が揺らぎ、見えない貧困が社会課題になりつつある現実もあります。 しかしそれでも、きれいな水や電気がいつでも使え、安心して眠れる家がある環境にいる人がまだ多いのではないでしょうか。

 

国が変われば、その最低限の生活すら決して「当たり前」ではなくなってしまうという絶対的な現実があります。そして、生まれた場所が違うだけで命の危険と隣り合わせになるという理不尽さについて、改めて深く考えさせられました。 

 

 

参加した高校生からは、

 

「アフリカがとても気になる国になった。いつか絶対行きたい!」

 

「次はアフリカンダンスも体験してみたい」

 

「アフリカンマーケットで、たまたま気になって手に取ったネックレスに、自分とつながるストーリーがあって、偶然ですが、とてもびっくりした。大切に使いたい」

 

「早川さんに出会えてお話を聞けて、本当によかった」

 

といった感想がありました。

 

 

 

また大人の方からは、

 

「早川さんの想いや疑問と、パッションが素晴らしくて、たくさん刺激をもらった」

 

「早川さんのお話を聞けて、今まで考えたことがなかったようなことを考えるようになった」

 

といった声がありました。

 

今回、ケニアグッズのひとつとして持ってきてくださった「骨のカトラリー」をつくった方のお話も!

 

 

 

ケニアグッズのミニマーケット

 

今回のトークイベントにあわせて、ケニアからのチャリティーグッズの販売も行われました。ひとつひとつの作品には、それを作った方の想いやストーリーが込められています。

 

参加者の皆さんはその作者が作られた背景やつくったひとたちについてのお話を聴き、手作りならではのそれぞれ異なるかわいらしさに「どれにしようかな」と迷いながらも楽しそうに選んでおられました。

 

なお、今回の販売利益はすべて、早川さんのアフリカでの活動資金として活用されます。

 

お部屋に飾れるものや、日常で身につけられるものを通して、ケニアやアフリカとつながり、支援していく。

 

それもまた、自分なりにできることを考え、踏み出すはじめの一歩になったのではないでしょうか。

 

マサイの方が作ったキーホルダーや動物のキーホルダーなど、カラフルでかわいいアフリカ雑貨が会場を彩りました

 

 

 

アフタートーク

 

トークイベントのあとは、ゲストハウス「野窓」に会場を移動して、アフタートークを開催しました。お昼の時間に実施した「Africa Life Talk」には来られなかった方も加わり、子どもから大人まで12名が参加しました。

 

アフタートークでは、お昼のトークイベントよりも自由な雰囲気で対話が行われました。

 

まずは参加者の皆さんに、お名前とともに「イベントに参加した理由」や「アフリカのどのようなことに興味があるか」をお話ししていただきました。その声に対して、ゲストの早川さんが一つひとつ答える形で、和やかに対話が進んでいきました。

 

ケニアの子育て事情や成人儀礼、政治状況、そして植民地化されてきた歴史など、参加者からの質問をきっかけに、本編の「Africa Life Talk」では語られなかった多様なテーマにまで話題が広がりました。

 

予定していた終了時間を超えるほど話が盛り上がり、短い時間ながらもたっぷりとお話を伺うことができました。早川さんの言葉を通して語られるキベラスラムの人々のリアルなストーリーに、何度も心を揺さぶられる参加者の姿が印象的でした。

 

「命とは何か」「私たちはこれからどう生きていくのか」。遠いアフリカの国、ケニアがぐっと近づき、一人ひとりが自分ごととして考えるための刺激をたくさんいただいた、充実した時間となりました。

 

アフタートークには、本編のトークイベントには参加できなかったけれど、お話を聞きたかった!というみなさんも加わりました
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みらい共創センターHAN-KOH
みらい共創センターHAN-KOH
津和野高校魅力化プロジェクトの一環として2014年に設立された町営英語塾HAN-KOHは、2025年より「みらい共創センターHAN-KOH」としてさらなる進化の時を迎えています。学習や留学、やりたいことのサポート等これまでの取り組みに加えて、多様な人と関わり、対話し、考え、行動することで新しい価値を生み出し、共に未来を創っていく”みらい共創”の拠点となることを目指します。