ニュース

news

ツコウ生×津和野体験Yu-na:人巡りサイクリングツアー第3弾を開催しました!

  • 中村 祐美
  • 中村 祐美

10月5日(土)・6日(日)に、津和野高校2年生の小俣真央さんと3年生の田中暖乃さんが、津和野町の観光ブランド”津和野体験Yu-na(ゆうな)”のご協力のもと企画した、『人巡りサイクリングツアー』の第3弾が開催されました。

 

〇2024年3月24日(日)に実施した『人巡りサイクリングツアー』第1弾についてはこちら

 

〇2024年7月29日(月)に実施した『人巡りサイクリングツアー』第2弾についてはこちら

 

 

第3弾のテーマは、『私たちの大好きな人、紹介します!』

 

県外から津和野高校に進学している小俣さんと田中さんは、高校生活を津和野町で過ごす中で、学校帰りに寄るカフェの方、出会うと手を振ってくれる方、部活の応援に来てくれる方、お出かけに連れて行ってくれる方など、たくさんの地域の方と関わり、過ごしてきました。

 

そんな大好きな地域の方々を紹介したい!との想いから、今回のツアーのテーマを『私たちの大好きな人、紹介します!』とし、これまでの反省を活かしながら、津和野町の「人」と歴史ある町の魅力を案内するツアーを企画しました。

 

今回も第2弾同様、津和野高校のオープンスクールに合わせて開催し、オープンスクールに参加する中学生が参加しやすいように日にちを設定しました。

 

サイクリングツアーには県外から中学生とその保護者の方が、各日それぞれ1組2名、3組7名の方が参加してくださいました。

5日のオープンスクールで、小俣さんがサイクリングツアーについての取り組み発表をしたのを聞き、興味を持って参加してくれた方も多かったようです。

 

最初に小俣さんがツアー企画への想いを話し、みんなで写真を撮って元気に出発しました。写真は6日(日)のツアー。

 

今回、ツアーで巡った地域の方には、

①自己紹介 

②仕事や取り組んでいること

③ツアーガイドの小俣さん、田中さんや、津和野高校生との関わり

について、お話ししていただきました。

 

ツアーでは、津和野地区の中心にある香味園上領茶舗さんやSHIKINOKAさん、カフェSarajyaさんをはじめ、寮の近所の三輪さん、コミュニティーキッチンsome moreさんの中から、2日間のツアーでそれぞれ数か所を巡りました。

 

いつも朗らかな香味園上領茶舗店主の上領さん。

 

 

SHIKINOKA店主の俵さんは、津和野高校の探究授業「ブリコラージュゼミ」でお店の家具に柿渋を塗り、一緒に手入れしたことを話してくださいました。

 

 

みなさんそれぞれ、ご自身のことや高校生との関わり、参加した中学生の「やってみたい」へのアドバイスなど、ご自身の経験をもとにたくさんお話してくださいました。

 

コミュニティーキッチンsome moreの國方さんからは、中学生の「やってみたい!」にたくさんのアドバイスをいただきました。

 

 

 

寮の近所の三輪さんは、登下校中の高校生にいつも「行ってらっしゃい」「おかえり」と声をかけてくださっています。

 

放課後に三輪さんのお宅へお邪魔する高校生もおり、ツアーで訪れた日も3年生の女子生徒が遊びに来ていました。

 

「ツコウ生の登下校時は家の前が原宿になるの!」と笑顔で話してくださる三輪さん。

 

 

 

「いつも来てくれて私も嬉しいのよ〜」

 

とにこにこしながら話す三輪さんに、参加者からは

 

「まさか個人宅へお邪魔するとは!」

 

と、驚きの声が上がっており、地域の方との距離の近さを体感していただくこともできました。

 

三輪さん宅の前で、みんなで記念撮影させていただきました!

 

 

カフェSarajya店主の野村さんは、津和野でお店を始めた想いを丁寧に話してくださいました。「何かあればいつでも声かけてくださいね」との野村さんの言葉に安心した方も多かったようです。

 

 

 

“とにかく人があったかい!”と、人巡りツアーは大好評!

 

第3弾となった今回のツアーでは、2日間で総勢4組9名の方が参加してくれました。

 

中学3年生のお兄さんと一緒に参加してくれた妹さんも「私もツコウに行きたい!」と話してくれ、津和野町やツコウの魅力を存分に伝えることができたと感じました。

 

参加者のみなさんから

「とにかく人があったかい!」と言っていただいた今回のツアー。

 

小俣さんは

「初めてこんなにたくさんの方とツアーができて、ツアーらしいツアーだった。回数を重ねるごとに、自分の殻を破って恥ずかしさも忘れて、ハキハキと話せるようになった。参加者の方の目を見て話すことができた。」

 

田中さんは

「ここで説明しよう!と思ったところでしっかりと説明することができた。また、最初のツアーに比べて、ツアーの参加者と何を話したらいいか、コツが掴めてきたから、緊張せずに声をかけられるようになった。」

 

と自身の成長を喜んでいました。

 

小俣さんは今回が通算6ツアー目。参加者の目を見て話せるようにもなってきました。

 

 

また3年生の田中さんは、サイクリングツアー企画の経験を通して、

「大学で地域づくりについて学び、地元の人同士はもちろん、観光客と地元の人など、人とのつながりを意識した地域づくりがしたい。」

 

と話していました。

 

いつもはつらつと明るい3年生の田中さんは、今回が最後のツアーとなりました。やりたいことの実現に向けてこれからも頑張ってくださいね。応援しています!

 

小俣さんは来年の3月に、入学予定者に向けたツアーを開催したいと考えているそうです。

「親子で津和野を楽しんでもらえるような、また、安心して津和野高校に入学できるようなツアーづくりとガイドができるように、がんばりたいと思います。」

 

まだまだ続く高校生の挑戦を、私たちも応援していきます。

 

 

この記事を書いた人
中村 祐美
教育魅力化コーディネーター (寮生・下宿生担当)
中村 祐美
静岡県出身。児童養護施設に10年勤めた後、森のようちえん研修生、一時預かり専門託児所保育士を経て現職に流れ着きました。「山のこども園うしのしっぽ」の保育士とコミュニティナースもしていて、津和野の幼児〜老年期までを覗き見しています。ここ数年のテーマは、“お互いを尊重し合うこと” ”共感と対話のある生活“”やりたさと納得感”です。趣味は積ん読(つんどく)と、小川の水路を整えること。友達と「つわのホイスコーレ」を主催しています。