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津和野高校新入生の門出を祝福! 新入生歓迎会を開催しました

  • 藤岡篤司
  • 藤岡篤司

 5月18日(日)に、津和野高校の新入生がスムーズに高校生活に馴染めるようにとの想いから、津和野高校在校生の小俣真央さん(3年生)、阿部未菜実さん(3年生)と、卒業生の佐々木太一さんが中心となり新入生歓迎会を開催しました。

 

当日は、高校生活への期待に胸を膨らませた20名の新入生に加え、いつも高校生を見守り、支えてくださる地域の大人の方も多数参加し、総勢約50名の賑やかな会となりました。

 

新入生歓迎会を企画した津和野高校の在校生&卒業生

 

 

 

午前中は津和野町民センターで昼食づくりと交流を行い、午後は安野光雅美術館に会場を移し、ツコウの先輩による地域にどんな大人がいて、何を思って生きているのか等の紹介や、卒業生による「哲学対話」を実施し、津和野町での多様な生き方や魅力を伝えました。

 

 

料理と笑顔がつなぐ交流タイム

最初のプログラムである参加者全員での昼食づくりでは、新入生と在校生、そして地域の大人の方が協力し合い、和気あいあいとした雰囲気の中で調理が進められました。

 

共に料理を作るという共同作業は、参加者間の距離を自然と縮め、会話の花が咲くきっかけとなりました。

 

手作りの料理を囲みながらの交流は、新入生にとって新しい環境への不安を和らげる温かい時間となったようです。

 

昼食づくりを通して自然と距離が縮まりました。

 

美味しい料理を囲むと自然と会話も弾みます♪

 

 

 

 

地域を知り、深く語り合う時間

午後からは会場を安野光雅美術館に移し、より深く津和野という地域を知り、多様な価値観に触れるためのプログラムが展開されました。

 

まず、今回の企画の発起人である阿部未菜実さんが登壇し、地域で活躍する様々な分野の大人の方にインタビューをし、その方が大切にしていることや人生観などをまとめた自身の探究活動について紹介しました。

 

その後、歓迎会に参加している大人の方より、自身の仕事内容や津和野町での暮らし、大切にしている想い等を語っていただきました。

 

新入生たちは、大人の方が語るストーリーを通して、学校の枠を超えた地域社会の多様な面を知ることができたのではないでしょうか。

 

阿部さんによる活動紹介の様子。

 

阿部さんがインタビューしてまとめた大人の方の紹介展示。みなさんじっくり読んでいましたよ。

 

 

 

ツコウ卒業生による「哲学対話」

続いて、卒業生の佐々木太一さんによる「哲学対話」が行われました。

 

「あなたはなぜ人と話すのか」というテーマについて参加者全員で深く考え、意見を交換するこの試みは、新入生にとって新たな視点や思考力を養う貴重な機会となりました。

 

地域にはどのような大人がいて、どのような考えを持って生きているのかを知ることは、新入生が津和野という町で将来を考える上で、大きなヒントとなったことでしょう。

 

対話の前にリラックス♪ アイスブレイクではたくさんの笑顔が見られました。

 

それぞれの多様な価値観に触れながら、答えが一つではないことについてみんなで考えました。

 

 

 

参加者の感想には、期待と応援の声がたくさん!

 

歓迎会に参加した新入生からは、

 

「多くの出会いがとても新鮮で、はじめの一歩を踏み出せた。」

 

「せっかく津和野町に来たので、色々なことに挑戦してみたい。」

 

といった喜びと意気込みの声がたくさん寄せられました。

 

また、地域の大人の方からは、

 

「今後も地域一丸となって若者の成長を応援したい。」

 

といった、新入生の成長を見守る温かい声をいただきました。

 

今回の歓迎会は、新入生が高校生活をスムーズにスタートできるようサポートするとともに、地域社会との繋がりを深めるための素晴らしい機会となりました。

 

これからも津和野高校、そして地域の方々と共に一人ひとりの成長が循環するまちを目指していきます。

この記事を書いた人
藤岡篤司
教育魅力化コーディネーター
藤岡篤司
大阪出身、大学院(開発学)を修了。フィリピンをはじめ、開発途上地域で教育・福祉などの社会課題解決に携わってきました。日本に帰国してからは、大学の講師、小中高の国際理解教育などの教育分野や、地域づくりや人々の暮らしという地域開発の分野など、学びや暮らしの質を向上させるために「ひとづくり」「まちづくり」に関する取り組みを続けています。子どもから大人、高齢の方まで、性別や国籍、障害など関係なく、誰もが活躍できる社会を目指し、またそれを届けたいと思っています。