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ツコウ1年生有志が「New action!地域で作る和紙灯篭!」を実施しました

  • 中山純平
  • 中山純平

2023年12月23日(土)に、津和野高校(ツコウ)1年生の有志メンバー総勢27名が製作した大きな灯篭が津和野駅前に展示されました。

 

『New action!地域で作る和紙灯篭!』というこの企画は、ツコウ1年生の原田友暉さんが中心となって実施し、津和野町観光協会主催の津和野駅のイベントと共同で開催されました。

 

 

津和野駅前で展示された和紙灯篭

 

 

 

原田さんは地元の津和野中学校出身。

『New action!地域で作る和紙灯篭!』を企画したきっかけについて

 

「Iターンの人がいろいろな企画を立ち上げ、町を盛り上げようと頑張っているので、地元の人にも盛り上がってほしいと思い、地元の人が参加できるような企画を考えようと思いました。

 

企画を考える中で、小さい頃に津和野川で灯篭流しをしていたのを思い出し、とても綺麗だったなと懐かしい気持ちになりました。今年度の文化祭で大きなモニュメントを作ったこともあり、大きな灯篭を作れるんじゃないかと思って企画しました。」

 

と話してくれました。

 

 

ツコウの1年生が協力して製作

 

 

灯篭の製作は、原田さんをはじめとしたツコウ1年生の有志が行いました。特に中心的に関わった8名の生徒の半数以上が原田さんと同じ津和野中学校出身です。

 

さらに、津和野生まれ津和野育ちの宮島校長先生(津和野高校)も参加してくださり、まさに地元の人たちが参加しての製作となりました。

 

 

校長先生も製作に参加

 

 

 

当初は12月10日(日)に開催される町内のイベント会場で、参加者に願い事をカードに書いてもらい、そのカードを灯篭に張り付けて、同日夜に点灯するというプランを考えていました。

 

しかし、事前に企画についての説明会を開催した際に、「同じ日に昼も夜もイベントが続くと、参加する人も大変なのではないか?」「観光協会が12月23日(土)の夜に津和野駅前でイベントを企画していると聞いたので、一緒に実施するという方法もあるのでは?」といったアドバイスをいただきました。

 

そして悩んだ末に予定を変更することに。

10日のイベントでは願い事をカードに書いてもらい、完成した灯篭を23日に津和野駅前でお披露目することにしました。

 

 

観光協会を訪問し、企画の趣旨や共同開催について相談

 

 

完成した灯篭は最大でなんと高さ2メートル!

 

当日は、家族や地域の人に手伝ってもらいながら、なんとか津和野駅前まで運びました。

 

そして18時15分、いよいよ点灯です。

灯篭が光ると会場からは拍手が!

 

そして、願い事を書いた人たちが自分のメッセージカードを探して灯篭の周りを歩く様子も見られました。

 

 

イベント当日 温かみのある灯篭の周りには自然と人が集まる

 

 

 

企画実施後の振り返りで

 

「地域の人を巻き込むという意味では70%くらい達成できたと思います。ただ、身近な人には手伝ってもらえたものの、不特定多数の人との関わりを持つという意味では、まだまだ改善できるのではないかと思います。」

 

と話してくれた原田さん。

 

 

まだ1年生ということもあり、これからも多くの取り組みにチャレンジすると思います。

原田さんのNext actionから目が離せません!

 

 

この記事を書いた人
中山純平
教育魅力化コーディネーター(高校担当)
中山純平
東京都出身。IT企業、大阪市や隠岐島前高校など公立高校での教員としての勤務を経て津和野へ。教員時代から「教えない授業」を展開し、生徒の主体性や生徒との対話を大事にしています。HAN-KOH講師として哲学対話や理系科目を中心とした学習支援、進学支援などのキャリア教育を行ったのち、高校コーディネーターへ転属。総合的な探究の授業設計を中心に、引き続き高校生との対話を重ねています。津和野高校の生徒はもちろん、先生も探究を重ねている姿が大好きです。