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津和野高校の新しい寮「正徳寮」の内覧会を行いました

  • 中村 祐美
  • 中村 祐美

3月16日(土)に、津和野高校の卒業生の寄付により建設された新しい寮「正徳寮(せいとくりょう)の開寮式の実施に伴い、近隣住民の方(川丁地区・清水地区計47世帯の方)に向けた内覧会を行いました。

 

〇開寮式の様子はツコウニュースをご覧ください。

 

 

 

 

 

内覧会には、24名の方がお越しくださいました。

 

有志で集まった寮生8名が4グループに分かれ、事前に津和野高校の宮島校長先生よりレクチャーを受けた寮の設備等に関する知識をもとに、地域の方をご案内しました。

 

 

 

 

 

内覧会にご参加いただいた方は、寮のつくりや設備、広さにとても驚いている様子で、「これなら勉強もはかどるね。私もここに泊まりたいわ!」等と笑顔で話し、寮の完成を喜んでくださっていました。

 

内覧が終わってからは、食堂で寮生と地域の方とが談笑していました。

生徒の出身県を聞いた地域の方が

 

「そんな遠いところから来たの!」

「まあまあ、津和野に来てくれてありがとうね。」

 

と話してくださるのを聞き、照れ笑いをする生徒の姿がありました。

 

 

 

寮の案内をした生徒は、

 

「校長先生からのレクチャー量が多くて覚えられるか心配だったけど、何とか地域の方に案内することができたからよかったです。」

「新寮にうつっても地域の方とたくさん関わりたいです。」

 

と話していました。

 

 

部屋は2人部屋で、学習机や収納棚、エアコン、ベッド、冷蔵庫も完備

 

 

 

内覧会にお越しくださった地域の方には、これからもたくさん交流したいです、よろしくお願いします!という気持ちを込めて、紅白餅をお土産として渡しました。

 

お餅は、寮生5名が町内にあるコミュニティ₋キッチンsomemoreさんにご協力いただき、杵と臼を使ってみんなでつきました。

 

somemoreの方とおしゃべりしながら餅を丸めます

 

 

 

5名とも初めての餅つきだったらしく、中には杵と臼を触るのも初めてという生徒もおり、最初はおっかなびっくり杵を持ち、危なっかしい手つきでスタートした初めての餅つき。

 

 

 

最初は恐る恐るだったけど、だんだん息があってきました!

 

 

 

終わる頃には「餅つきのプロだから!」と自慢気に笑いながら、一生懸命ついていました。紅白餅の紅色はビーツで色をつけ、最後はつきたてのお餅をみんなで味見して、ひと足先に美味しさを堪能しました。

 

生徒からは、

 

「餅を杵と臼でつくという昔ながらの文化を体験できてよかったです」

「杵と臼でできるかわからなかったし、やってみたら大変だったけどおもしろかったです」

 

などの感想がありました。

 

 

 

餅つきありがとう。一緒にできて楽しかったです!

 

 

地域のみなさまに愛される寮になるよう、私たちもサポートしていきたいと思います。

この記事を書いた人
中村 祐美
教育魅力化コーディネーター (寮生・下宿生担当)
中村 祐美
静岡県出身。児童養護施設に10年勤めた後、森のようちえん研修生、一時預かり専門託児所保育士を経て現職に流れ着きました。「山のこども園うしのしっぽ」の保育士とコミュニティナースもしていて、津和野の幼児〜老年期までを覗き見しています。ここ数年のテーマは、“お互いを尊重し合うこと” ”共感と対話のある生活“”やりたさと納得感”です。趣味は積ん読(つんどく)と、小川の水路を整えること。友達と「つわのホイスコーレ」を主催しています。