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「鯉」が泳ぐ津和野の景観を未来へつなぐ『鯉プロジェクト』展開中です!

  • 瀬戸里奈
  • 瀬戸里奈

2024年12月13日(金)より、ふるさと納税サイトの「さとふる」にて、津和野町の景観を未来へつなぐためのガバメントクラウドファンディング(通称:鯉プロジェクト)が公開されています。

 

*ガバメントクラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、「こんな商品を作りたい」といったアイデアや、「今ある問題を解決したい」といった事業案を持つひとが、インターネットを通じて世界中に呼びかけ、資金を募ることができるシステムのことです。

 

ふるさと納税を活用したクラウドファンディングでは、自治体が事業起案者になるため、地域が抱える課題や新しい取り組みに対して直接支援することができます。

(さとふるHP内「クラウドファンディングとは」より引用 。詳しくはこちら

 

 

鯉プロジェクトとは?

 

 

 

江戸時代に城下町として栄えた津和野町は「山陰の小京都」と呼ばれ、毎年多くの観光客が訪れる人気の観光地です。情緒あふれる殿町通りのお堀には美しい鯉が悠然と泳ぎ、町の名物として人々の目を楽しませてきました。

 

しかし近年、地球温暖化や鯉ヘルペス等の病気の影響でお堀の鯉が激減しています。

 

津和野町を再び「鯉が泳ぐ美しい町」にするため、津和野町出身でまちのふるさと納税事業のサポートもされている澄川恭子さん(Pomalo株式会社)を中心に、高校生や町民が一丸となってプロジェクトを展開しています。

 

*鯉プロジェクトについてはこちら(ご支援もこちらからお願いします)

 

 

 

プロジェクトの返礼品のアイデア出しや制作の一部を高校生が担当!

 

鯉プロジェクトでは、津和野高校の部活動「グローカル・ラボ」に所属する生徒有志が、寄付してくださった方々へ届ける返礼品のアイデア出しや、返礼品の制作の一部を担当しています。

 

津和野町出身の澄川さんと、オンラインで返礼品アイデアの打ち合わせ

 

 

オンラインを中心に澄川さんとのミーティングを重ね、フィードバックをいただきながら、返礼品アイデアのブラッシュアップを行ってきました。

 

返礼品には高校生が描いた鯉の絵を元に、寄付者が背景や色、柄をカスタムし、鯉のデジタルアートを完成させ、それを地元の事業者の商品ラベルにしてお届けするものや、鯉の命名権や鯉のアンバサダーになれる権利など様々。

 

高校生は、寄付者の方に命名していただく鯉を選定するため、澄川さんと一緒に鯉の泳ぐ殿町通りへ出かけて特徴ある鯉を探したり、暮らしているからこそわかるおすすめの観光スポットや映えスポットを高校生目線で紹介する観光マップを作成したりと、大好きな津和野町の景観を守るためのアイデアや行動が尽きない様子でした。

 

お堀を泳ぐ鯉の中から、命名してもらう鯉を選定中。

 

 

 

参加している高校生のコメントを紹介します。

 

「返礼品の絵などを担当させていただきました。あまり絵が上手ではなかったのですが、澄川さんをはじめとしたいろいろな方に協力していただき、この大役を全うすることができたと思います。

 

今回の活動を通して、自分の積極性や行動力が培われたと思いますし、このような機会を与えてくださった澄川さんには感謝しかありません。」

 

「最初は、高校生が返礼品についてアイデアを出し、それが実現するということに少し責任を感じていました。しかしプロジェクトを進めていくうちに、たくさんの地域の方の協力を得ることができ、津和野の鯉を増やしたいという気持ちが強くなっていきました。」

 

「こんなに大きなプロジェクトに参加するのが初めてだったので、とても不安でした。ですが、澄川さんやコーディネーターを中心に、一人一人の役割を話し合って決めることで、何をすれば良いのかが明確になり行動することができました。

 

このプロジェクトに参加できて本当に良かったと思います。引き続きがんばっていこうと思います。」

 

「どのような返礼品があれば寄付が集まるのか、最初は何ひとつ思いつきませんでした。しかし、みんなとアイデアを出し合うことで、高校生ならではの返礼品を作ることができました。

 

プロジェクトの進め方なども勉強になりました。このプロジェクトをきっかけに、津和野が鯉と観光客で賑わう町になれば嬉しいです。」

 

「今の気持ちに合う言葉は『嬉しい』です。

このプロジェクトに参加するまでは、津和野町に鯉がいるのは当たり前という認識でした。しかし、自分の目で鯉の実態を確かめたり、みんなと協力しながら返礼品を考えてみたことで、鯉一匹一匹に愛着が湧き、津和野町をもっと好きになりました。

 

鯉がいることも、自分がいることも、おかげさまであることに気づかせてくださって、本当にありがとうございます。このプロジェクトが実りあるものとなり、自分自身もおかげさまになれたら幸いです。」

 

 

引き続き高校生も一丸となり、津和野町の未来に向かって走り抜けていきます!

 

「鯉プロジェクト」へのご支援を、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

*鯉プロジェクトへのご支援はこちら

 

 

この記事を書いた人
瀬戸里奈
教育魅力化コーディネーター
瀬戸里奈
生粋の東北育ちです。岩手県にある製造会社での事務員を経て、津和野へ移住しました。 事務員の傍ら、NPO法人が主催する小学生向けのイベントにスタッフとして参加。子どもたちが主体的に行動し変容していく姿と、その環境をまちの企業含めた大人たちが創っていく姿に感銘を受け、地域で行い可能性を広げる教育について考えるようになりました。 音楽が好きで、吹奏楽を6年間やっていました。インドア派でしたが、津和野は自転車で走りたくなる街並みで、いろいろな場所を開拓していきたいです。