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ツワノセカイ部1年生が英会話を実践するフィールドワークを行いました!

  • 町営英語塾 HAN-KOH
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7月30日(火)から8月1日(木)までの3日間、ツワノセカイ部の高校1年生5名が、津和野町国際交流協会の協力のもと、英会話実践を通したコミュニケーション力の向上や、国際理解への関心を高め、グローバルな視点を身につけることを目的に北九州でフィールドワークを行いました。 

 

フィールドワークでは森鷗外旧居、JICA九州、KGG((KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY/英語体験村) 、世界遺産の官営八幡製鐵所等を訪れ、英会話実践だけでなく、フェアトレードや、日本の文化や歴史についても学びました。

 

津和野駅から電車と新幹線を乗り継いで、北九州へ!

 

 

 

森鷗外旧居では、津和野町にある森鷗外旧宅と比較した学びも

1日目は、津和野町出身で明治の文豪である森鷗外が、旧陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任した当時の様子を肌で感じて学ぶ事を目的に、森鷗外旧居を訪問しました。

 

現地の観光案内ボランティアの方にガイドを依頼し、津和野町にある森鷗外旧宅と、小倉にある森鷗外旧居(鷗外が小倉時代を過ごした邸宅)を比較したり、資料を見たり、話を聞いたりして、森鷗外の書いた物語の詳細や、鷗外の人柄、豆知識を知ることができました。

 

小倉にある森鷗外旧居。津和野町の旧宅と比べると敷地も大きい。

 

 

 

また小倉城にも入城し、お城そのものや歴史についても学びました。江戸時代の籠に乗るなど、普段なかなかできないことも体験し、それぞれに発見があったようです。

 

小倉城の歴史についてもガイドの方に教えていただきました。

 

 

 

英会話実践では単語力やコミュニケーション力に課題を発見

 

2日目は、国際理解や国際協力への感心を高めたり、グローバルな視点を身につけることを目的にJICA九州を訪れました。

 

JICAの組織や海外協力隊について学んだ後に、フェアトレードやSDGsについて動画を見たり、ワークショップを行いました。

 

児童労働のことがとても印象に残ったと言っていた生徒は、

「少し値段は高いと思うが、きちんと対価が支払われているので、これからはフェアトレードマークがついた商品を買ってみようと思う」

と感想を述べていました。

 

JICA九州でフェアトレードのワークショップに参加

 

 

その後、英会話実践を通したコミュニケーション力の向上や異文化体験を目的に、KGG (英語体験村)を訪れました。KGGは、モンゴルやマレーシアなど外国のスタッフの方相手に様々なシチュエーションを英語で体験することができる施設で、当日は「買い物」や「飛行機内」、「カフェ」でのシチュエーションを体験しました。

 

買い物で値下げ交渉を行う場面では1人ずつ挑戦し、自身の知っている英単語をフル活用しながらコミュニケーションをとっていました。

 

KGG(英語体験村)では英語での注文や値下げ交渉などにも挑戦!

 

 

 

生徒からは

「単語力やリスニング力が足りないと感じたので、今後の部活動でも反復練習をして定着させたい」

「海外への興味がより広がった」

等の感想がありました。

 

英会話実践ではつまづく場面も多くありましたが、KGGのスタッフの方からは生徒たちの雰囲気が良くて好きだと褒められていました。その仲の良さが1年生の良いところなので、今後の活動でもチームワークを活かして、実践を通して気づいた課題に全員で取り組んでいってほしいと思います。

 

 

官営八幡製鐵所では、知識だけでなくガイドのスキルも参考に

 

最終日に訪れた世界遺産の官営八幡製鐵所でも、ボランティアガイドの方に説明をしてもらいながら見学しました。製鐵所の歴史について学び、中々訪れることのない世界遺産を見学できたことは貴重な体験となりました。

 

また、初日の森鷗外旧居訪問時同様、ボランティアガイドの方の説明を聞きながら見学できたことは、普段の活動で津和野町の観光案内を行っている生徒たちにとって、ガイドスキルを体験的に学ぶ良い機会になったのではないかと思います。

 

官営八幡製鐵所でもガイドの方に案内していただき、ガイドスキルを体験的に学びました。

 

 

 

今回のフィールドワークを通して、日本と海外の違いや児童労働の問題、SDGsに関する知識、日本の歴史や文化など、新たな視点や考えを身につけることができたことは、このフィールドワークの成果であると考えられます。

今後、フィールドワークの振り返りをしっかりと行い、今回得た新たな視点や考えを部活動に取り入れ、活性化してくれることを期待しています。

 

課題としては、積極的に話しかけたり、自分の意見や考えをはっきりと伝えたりする力が不足していたことが挙げられます。

今後は英会話力はもちろんですが、言葉がわからなくてもコミュニケーションをとろうとする姿勢や、自分の意見を持ち、伝えることの重要性など気づいた課題にも取り組んでいきます。

 

 

 

9月18日(水)に、フィールドワークの報告会を実施

 

9月18日(水)に、高校生や教員、地域の方等を対象にフィールドワークの報告会を実施しました。ふだんの部活動でお世話になっている方など7名の方が参加してくださり、生徒たちは緊張しながらも、自分たちの言葉で学びや気づきを報告することができていました。

 

フィールドワークで学んだことを一人ずつ発表しました。

 

 

 

生徒の発表では、

「『浮かんだ疑問を大切にする』『少しずつでもいいので単語学習をする』『相づちをはっきり打つ』。この三つを意識して活動に取り組んでいきたい」

「英語を学びながら地域の人たちとの関わりを大事にしていきたい」

「外国人観光客の方と英語を使って話すことにチャレンジしたい」

など意欲的な意見を聞くことができました。

 

また参加者からツワノセカイ部の魅力を聞かれ、

「先輩と話しやすく、居心地が良い」

「切磋琢磨しながら英語を学べることが面白い」

「他の部活動ではできないことが経験できる」

と答えていました。

 

 

質疑応答でも、自分の言葉でしっかりと話していました。

 

 

 

報告会の最後には津和野町国際交流協会会長の山岡浩二さんより、

「ツワノセカイ部の活動は、津和野町国際交流協会の背中を押してもらっているような、勇気づけられているような気持ちになる。

 

今後も活動を頑張っていただき、協会側はそれを支援をするという対等な関係で、津和野町全体の国際交流の機運を醸成していきましょう。

 

とのコメントをいただきました。

 

今後もたくさんの地域の人と関わりながら活動していきたいと思っていますので、引き続きツワノセカイ部の応援をよろしくお願いします!

 

この記事を書いた人
町営英語塾 HAN-KOH
町営英語塾 HAN-KOH
町営英語塾HAN-KOHは「津和野高校魅力化プロジェクト」の一環として、2014年に設立されました。津和野町で学び成長する生徒たちが多様かつ生きた情報に触れ、新たな知識や経験を得ることを目的としています。 私たちは、誰がどんな将来を選択しても、自信を持って歩めるように、常に一人ひとりの思いに向き合っています。