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ツワノセカイ部3年生が、3年間の活動報告を行いました

  • みらい共創センターHAN-KOH
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9月10日(水)に、みらい共創センターHAN-KOHにて、ツワノセカイ部の3年生2名が3年間の活動報告を行いました。

 

活動報告会には津和野高校の先生方や保護者の方、津和野町教育委員会の方、津和野町国際交流協会の方など、約20名の方にお越しいただきました。

 

活動報告は日本語で実施されましたが、生徒は緊張しながらも、3年間の活動内容や、自身の成長について自分たちの言葉でしっかり伝えることができていました。

 

生徒の活動報告の一部を掲載します。ぜひご覧ください。

 

 

活動報告①

「英語が得意ではなかったけれど、ツワノセカイ部には興味を持って入部しました。

 

活動では、津和野町の観光地や人々を取材して英語で発信したり、小倉への研修旅行で森鷗外ゆかりの地を訪ねたり、外国人との英会話体験を通して実践的な英語力を身につけたりすることができました。

 

外国人観光客の方を対象に取り組んだ町内の旅館での配膳のお手伝いや英語での町案内など、英語を使う機会を重ねるうちに、自分から話しかけられるようになり、成長を実感しました。

 

また、SDGs学習や異文化体験を通して、英語を『勉強』ではなく『世界とつながる手段』として捉えるようになりました。ツワノセカイ部に入るまでは、世界のことは学校の授業の中で学ぶ表面的なものしか知識としてなかったけれど、活動を通して開発途上国の中でも格差があることなど様々な世界の知識を増やすことができました。

 

津和野町の文化を改めて知ることもでき、地元の魅力を再発見する機会にもなりました。

 

多くの方々の支えのおかげで貴重な経験ができたことに感謝しています。今後はツワノセカイ部で培った英語力と国際的な視野を生かし、地域と世界を結ぶ『グローカル』な存在として活躍できるよう努力していきたいです。」

 

 

 

 

活動報告②

「中学時代は英語が苦手でしたが、ツワノセカイ部の活動を通して少しでもできるようになりたいと思い入部しました。

 

北九州研修旅行では森鷗外ゆかりの地を訪ね、KGG(KITAKYUSHU GLOBAL GATEWAY:体験型英語学習施設)で英会話を体験し、JICAでSDGsやフェアトレードについて学びました。

 

さらに、町内の旅館『明月』さんで、外国人観光客への町案内や料理説明、留学生との交流などを重ね、実践的な英語力と国際感覚を養いました。はじめは、外国人と話すことは苦手意識や怖い気持ちがありましたが、実際に話せるようになったら、面白い人だったり、自分たちの活動を応援してくれたり、優しい人たちばかりでした。色々な国の人たちとコミュニケーションがとれたり、繋がりを持てたことが良かったです。

 

活動を通して英語力が向上し、英検2級にも合格することができました。

 

また津和野町の魅力を発信する中で地域理解も深まり、後輩への指導力も身につきました。町の多くの方々の支えのおかげで充実した3年間を送ることができ、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

今後は大学に進学し、さらに英語を磨き、英検準1級の取得を目指します。後輩たちには、この活動を通して最後までやり遂げ、自分の成長を実感してほしいです。」

 

 

 

 

今回、活動報告を行った3年生2名は、ツワノセカイ部創設時のメンバーです。活動内容を英語でSNSに発信したり、英語での町案内など、初めて体験する内容ばかりで、戸惑うこともあったと思いますが、この3年間で英語力を大きく伸ばし、現在では英検準1級に挑戦できるほどの実力を身につけました。

 

ツワノセカイ部の活動を通して英語に触れる機会が増え、練習したり実際に使ったりするうちに、英語を学ぶことが好きになったようです。

 

これまで学んできた英語を活かして、外国の人々に自分の思いを伝えたり、異なる文化や考え方を理解したりできるようになりました。

 

 

報告会参加者のコメント

「英語でのガイドツアーや旅館での配膳など、たくさんの活動をしたことが分かりました。」

 

「2人はもともと英語があまり得意ではなかったけれど、3年間の活動を通して、英語の聞き取りや会話ができるようになったと思います。ツワノセカイ部で外国人との交流や異文化体験など、実践的な活動を数多く経験できたことが、この成長につながったのだと感じました。」

 

また参加者からの質問で、

 

「ツワノセカイ部に新しく入る生徒に、ツワノセカイ部の魅力は何かと聞かれたとき何と答えますか?

 

という問いに対して、生徒は

 

「英語を学びながら、津和野町や世界のことを知ることができる活動は、全国的にも珍しいと思うので、特別なことをしてみたいと思ったら入ってください!」

 

「英語が苦手な人こそ、ツワノセカイ部に入ってください。‟苦手”だからこそやってみて、成長できたり、英語が楽しく思えますよ!」

 

と答えていました。

 

英語で町案内をしている時の様子

 

 

旅館にて英語で配膳している様子

 

 

 

ツワノセカイ部では、生徒が英語に触れる機会をさらに増やし、将来、津和野町の内外で活躍できる人材育成を目指しています。外国の人々との積極的な交流をサポートすることで、異文化を体験したり、理解したりするとともに、臆することなくコミュニケーションできる力を育んでいます。

 

また、この活動の価値は、単なる英語力の向上だけではありません。生徒たちは地域の人々と深く関わる中で、津和野町の魅力や地域資源を再発見しています。

 

町の良さを自ら見つけ、それを自分の言葉で伝える経験は、「津和野町で生きる」ことの意義を深く実感する貴重な機会となっています。

 

今後もツワノセカイ部では、活動で得た学びを生かし、津和野町の魅力を世界へ発信していきます。そして、若い世代が「津和野町で働き、暮らしたい」と思えるようなまちづくりの実現に貢献していきます。

 

この記事を書いた人
みらい共創センターHAN-KOH
みらい共創センターHAN-KOH
津和野高校魅力化プロジェクトの一環として2014年に設立された町営英語塾HAN-KOHは、2025年より「みらい共創センターHAN-KOH」としてさらなる進化の時を迎えています。学習や留学、やりたいことのサポート等これまでの取り組みに加えて、多様な人と関わり、対話し、考え、行動することで新しい価値を生み出し、共に未来を創っていく”みらい共創”の拠点となることを目指します。