- 2024/07/08
第3回冒険教室『共感サークル』を実施しました!
- 町営英語塾 HAN-KOH
6月19日(水)に、第3回冒険教室にて『共感サークル』を実施しました。
共感サークルとは、自分や相手の気持ちに耳を傾けて話を聴く”輪”のことです。
集まった人たちの中で一人が「自分のエピソードを話す『話し手』」となり、それ以外の人全員が「話し手の感情やその奥にある大切にしたいこと(ニーズ)に焦点を当てながら話を聴く『聴き手』」となります。
共感サークルでは、
・自分の気持ちを出してみる
・自分の気持ちの中にどんなニーズがあったのか知る
・相手の話を最後まで聴く
・相手がどんな思いを感じているのかを感じ、考える
ことを目指して行いました。
安心安全な場とするために、まずはみんなでルールの確認
当日は2名の生徒が参加し、場を共にする講師の小林ちずかさんと、つわの学びみらいの中村の4名で実施しました。
まず、それぞれ呼ばれたい名前を確認し、やり方やルールを確認していきます。
共感サークルでは自分の心の内側のことを話すため、安心安全な場でないと話すことはできません。そのため、下記のルールをみんなで共有・確認しました。
・共感サークルで出た話題は、このサークルの中だけに留める
・相手が話している時は最後まで聴く
・話すこと・話さないことは自分で決める
・アドバイスをしたり、自分の話にすり替える等はしない
共感サークルでは、自分の感情の奥にある”大事にしたいこと”を探っていく
場に共通認識ができたところで、共感サークルを始めていきます。
デモンストレーションも兼ねて、最初は講師の小林さんが話しました。
小林さんの中にどんな感情があるのか、どんなニーズがあるのかを、自分に置き換えたり、相手の視点に立ってみたりしながら、ただ聴いていきます。
話が終わると、小林さんにどんな感情やニーズがあったのか、様々な感情やニーズが書かれたカードを渡していきます。生徒たちも「これかな…」「この感情ですか?」と、自分の中の感情を確かめながらカードを渡していました。
カードを受け取った小林さんは、「あぁ…そうだね」「これもあったかもしれない」と、生まれてくる感情をじっくり味わっていました。
自分が渡した感情やニーズを大事に受け取ってもらえる、聴き手になる時はそのような体験をすることができます。
始まる前は「何を話したらいいか思いつかない」と言っていた生徒も、「ちょっと話してもいいですか?」と自分の中にあるエピソードを話してくれました。そして、聴き手からカードを受け取りながら頷いたり、ハッとしたりする姿もありました。
感情の奥にある大事にしたいことを探る作業は、日常の中では経験しづらいことかもしれません。
ひとつのエピソードの中で、自覚している感情もあれば、自分では気づいていない感情に気付けることもあります。受け取ったカードを見て、改めて「これが大事だったのかも」と浸るような瞬間もあったように感じました。
生徒の一人は、
「話自体は聞いてたけど、気持ちを聴いたことがなかった。友達とやってみたい」
と話していました。
共感サークルは、感情やニーズを当てることが目的ではなく、カードを手がかりに自分や相手の感情やニーズに焦点を当てた対話の練習の場です。
このようなコミュニケーションの場を通して人とつながることが、平和な人間関係の構築につながっていくと考えています。
次回、7/10(水)は「モザイクタイルでコースター作り」を実施します!
第4回冒険教室では、初の「ものづくり体験」を行います。
オリジナルコースターを作ることを通して、手を動かすことの楽しさを知ったり、自分の手で生活に彩りを加えられることを体感してもらうことを目的としています。
また、作った作品をお互いに紹介しあうことで、それぞれの良さを見つけたり、多様な表現があることを楽しんでもらえたらと思います。
◉冒険教室 第4回『モザイクタイルでコースター作り』概要
日時:2024年7月3日(水) 18時15分 ~19時15分
場所:HAN-KOH(津和野教室)1階
対象:町内在住の中高生(HAN-KOHに入塾していない方も大歓迎!)
参加費無料・申込不要です。
ぜひご参加ください!