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みらい共創センターHAN-KOHで「CoderDojo津和野」が開催されました!

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4月30日(木)に、みらい共創センターHAN-KOH日原拠点にて、プログラミングコミュニティ「CoderDojo津和野」が開催されました。

 

CoderDojoは子どもたちがプログラミングを学び、教え合い、楽しむ道場として世界中で展開されており、公園のようなプログラミングを楽しむコミュニティを目指しているとのことです。

 

 

●CoderDojo(コーダー道場)とは?

7~17歳の子どもを対象にしたプログラミング道場です。2011年にアイルランドで始まり、今では世界中に広がっています。

 

津和野道場では、プログラミングを通じた地域コミュニティの形成と、子どもたちのリテラシー向上を目指しています。一般的な「プログラミング教室」とは異なり、決まったカリキュラムや教科書は用意されていないのが特徴です。

 

<CoderDojoが大切にしていること>

  • 主体的な学び:子どもたちが自ら「やりたいこと」を見つけ、自分のペースで進めます。
  • 自ら解決する力:正解を教わるのではなく、試行錯誤や仲間との相談を通じて答えを導き出します。
  • 教え合いの文化:知識を共有し、助け合う「学習者コミュニティ」を目指しています。

 

当日は町内外の小学生6名が参加し、活気あふれる空間となりました。

 

 

 6名の小学生が織りなす「教え合い」の連鎖

 

今回CoderDojo津和野が題材にしたのは、プログラミングでカスタマイズが可能な「マインクラフト(Java版)」です。

 

「マインクラフト(通称マイクラ)」とは、世界で最も売れているゲームのことで、決められたゴールがありません。自分で目標を立て、必要な素材を集め、試行錯誤しながら巨大な建築物や複雑な回路を作り上げます。この「正解のない問いに挑むプロセス」が、プログラミング的思考や問題解決能力を育むとして、世界中の教育現場で採用されています。

 

会場では、日原小学校や西益田小学校などから集まった6名の小学生たちが、画面を覗き込みながら自然に交流していました。

 

大人が指示をしなくても、子どもたちの間ではこんな会話が生まれていました。

 

「ねえ、そのアイテムどうやって出したの? 僕もほしい!」

「ここはね、こう設定するんだよ。助けてあげる!」

「わあ、動いた! ありがとう!」

 

「知りたい!」という好奇心が「教えたい!!」という優しさに繋がり、教え合いの循環が子どもたちの手によって自発的に生まれていました。

 

友達同士で教え合いながらプレイ

 

 

 

保護者と大人の気づき~家でのゲームと何が違う?

 

家で既存のゲームソフトで遊んでいる時とは違い、画面の中で動くキャラクターに対して「これはAIだよ!」と仕組みに目を向けたり、もっと動かしたい、カスタムしたいと夢中になったりする姿に、保護者の方々からは驚きの声が上がっていました。

 

終了時間になっても「まだ帰りたくない!」「あとちょっとだけ延長させて!」と、子どもたちが保護者に交渉する姿も見られました。その熱心さに、保護者の方からDojoの代表責任者の中川さんへ「家で遊ぶゲームのソフトと、ここでの活動は何が違うんですか?」と、その変化の理由を問う場面もありました。

 

中川さんが、

「ここではただ遊ぶだけでなく、ゲームの中のキャラクターなどをプログラミングで動かせたり、自由なカスタマイズができたりするんですよ」

と答えると、保護者の方は納得の表情になっていました。

 

 

その後も、保護者の方からは

「もうAIに関しては完全に子どもの方が詳しいです」

「家でのパソコン環境はどのように整えたらよいでしょうか?」

といった具体的な相談へと会話が弾み、大人にとっても「学びの環境」について考える貴重な時間となりました。

 

自分たちだけのマインクラフトの世界

 

 

 

中山間地域だからといって、学びの機会を諦めさせない

 

Dojoの代表責任者の中川さんは、今後のビジョンについてこう語ります。

 

 「今後はみんなで一つのものを作る『チームプロジェクト』にも挑戦したいと思っています。役割を分担し、リーダーシップや支え合いを学べる場にするのが目標です。それができないならマイクラは中止!というくらいの覚悟で向き合います。もちろん、マイクラ以外の学びを望む子のサポートも惜しみません」

 

子どもたちに寄り添いながら一緒に作業する中川さん

 

 

 

「あそこに行けば、相談に乗ってくれる人がいる。専門知識を持つ大人が待っている」

 

都市部との情報格差や物理的な距離を理由にせず、地域の中にそうした拠点を維持し続けることは、私たちつわの学びみらいの存在意義でもあります。

 

山々に囲まれた津和野町のような環境にあっても、子どもたちの可能性を狭める理由はどこにもありません。これからも公民館や地域の方々と手を取り合い、子どもたちの挑戦と、中川さんの志を全力でバックアップしていきます。

 

今やゲームは単なる遊び・消費行動にとどまりません。ゲーム実況という新しい文化が生まれ、AIが当たり前になる中で、ゲームは次世代の新しい表現や仕事を生み出すクリエイティブな世界へと進化しています。

 

私たちは、こうした時代の変化をキャッチし、さまざまな企業と手を取り合いながら、子どもたちが最先端のテクノロジーや社会の仕組みにワクワクし、触れられるチャンスをつくっていきます。

 

「好き」から始まる子どもたちの未来を応援し、この地域から新しい可能性がどんどん育っていくよう、これからも成長が循環する温かい環境づくりを続けていきます。

 

子どもたちの熱中するパワーが、会場全体を包みこんでいました
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みらい共創センターHAN-KOH
みらい共創センターHAN-KOH
津和野高校魅力化プロジェクトの一環として2014年に設立された町営英語塾HAN-KOHは、2025年より「みらい共創センターHAN-KOH」としてさらなる進化の時を迎えています。学習や留学、やりたいことのサポート等これまでの取り組みに加えて、多様な人と関わり、対話し、考え、行動することで新しい価値を生み出し、共に未来を創っていく”みらい共創”の拠点となることを目指します。