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“HAN-KOH日原教室”を活用して「やってみたい!」を実現!チームあおはらっこの活動を紹介します

  • 内谷愛
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町営英語塾HAN-KOHの日原教室は、津和野町役場本庁舎のすぐ近くにあります。津和野町の中高生の学習場所としてはもちろん、リラックスできる居場所、そしてプロジェクト活動の拠点としても活用されています。

 

中学時代からHAN-KOH日原教室を利用している高校生の久城さんと永見さんは、津和野町外の高校に進学後、地元である青原地区を盛り上げたいとの想いから”チームあおはらっこ”を立ち上げました。

 

そして2023年の夏にはサバイバルゲームを用いたイベントを青原公民館、青原地域まちづくり委員会とともに開催しており、その際もHAN-KOH講師によるサポートを受けたり、準備・相談場所としてHAN-KOH日原教室を活用していました。

 

今回は、HAN-KOH日原教室も含め、地域の方が応援している”チームあおはらっこ”の活動について久城さん、永見さんにお話を伺ったので紹介します。

 

 

久城さん(写真左)と永見さん(写真右)

 

 

 

中学生の時から勉強・リラックス・交流・やりたいことの相談などにHAN-KOH日原教室を活用

 

津和野町青原地区出身の久城春歌さんと永見翔輝さんは、現在町外の高校に通う高校2年生です。

 

永見さんは、中学1年生の頃からHAN-KOHに通っていました。

「勉強というよりかは、友達と話したりリラックスすることを目的に利用していました。津和野高校生との交流イベントなどを企画して、HAN-KOH日原教室で実施したりしていました。」

 

 

久城さんは、中学時代はHAN-KOHには時々訪れる程度で、自身のイベントの企画や準備場所として活用していました。

「中学2年の時に、当時の教育魅力化コーディネーターの方に声をかけてもらってイベントを企画したのがはじまりです。

 

私は人と人とのつながりを大切にする青原が大好きで、私がおとなになっても今の青原を守りたいと思っていました。なので青原の人に、青原の良さをもっと知ってもらったり、人とのつながりやふれあいを楽しんでもらえるようなイベントを企画したんです。

 

地域のお店とコラボレーションした商品開発や、公民館でごはんやお菓子を作って地域の方にふるまうイベント、青原の魅力を地域の小中学生と一緒に撮影して展示するなど、青原公民館や津和野町芸術士®の方、教育魅力化コーディネーターの方に協力していただき、実施することができました。

 

その時のイベント準備やコーディネーターの方への相談などで、HAN-KOH日原教室を利用していました。」

 

 

久城さんは中学時代に企画した様々なイベントを通して、人とのつながりの大切さを改めて実感し、よりいっそう青原を守りたいという気持ちが強くなったそうです。

 

しかし高校進学後は、気持ちはあるけどどうしたらいいのか、何からやればいいのかわからず、ただ時間だけが過ぎていったといいます。

 

そんな時、同じく青原における人と人とのつながりが薄れてきていることに危機感を感じ、なんとかしたいと思っていた永見さんが、サバイバルゲームを活用して青原を盛り上げたいと話していることを教育魅力化コーディネーターから聞き、すぐに会いに行きました。

 

そして青原への想いが同じことがわかると、2人で活動を始めることにしました。

 

 

HAN-KOH日原教室でイベントの相談や準備などを実施

 

 

 

チーム”あおはらっこ”を立ち上げ、サバイバルゲームで地域を盛り上げる!

 

久城さんと永見さんは何度も話し合い、活動の目的を3つ掲げました。

 

1.青原に、地域の子どもから大人までが触れ合える場をつくる

2.高校生でも「やりたいことを実現できる!」という姿を地域の子どもたちに見せる

3.1,2の活動を通して青原を盛り上げる

 

そしてチーム”あおはらっこ”を立ち上げ、2人の大好きな青原を守るために、永見さんが活用を考えていたサバイバルゲーム(通称サバゲー)を用いた企画に向けて動き出しました。

 

ですがサバゲーと聞くと、銃で撃ちあう危険なゲーム、という印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

 

しかし、永見さんはこう話してくれました。

「サバゲーは、エアソフトガンで撃ち合う安全な対戦ゲームです。仲間になった人たちと協力し、子どもから大人まで自然にコミュニケーションをとれる遊びなんです。

 

このサバゲーの持つ協力要素が、青原の人たちがふれあえる場をつくることで人のつながりを取り戻したい、という僕たちの目標に活かせるなって思ったんです。」

 

 

サバゲーはチームで協力しあうゲーム

 

 

 

勇気を出して行動し、「想いを伝える」を意識することで多くの方が協力してくれた

 

動き出すことを決めたものの、イベントの実現には多くの課題がありました。

 

 

永見さん

「サバゲーの知識不足、企画の仕方や費用をどうするか?など何をどうすればよいか全然わかりませんでした。

 

でも、知り合いでサバゲーを通した地域の活性化に取り組んでいる方に相談してみたら、サバゲーについて詳しく教えていただくことができ、道具の貸出やイベント当日のゲーム進行までやっていただけることになりました。」

 

 

久城さん

「費用については青原公民館と青原まちづくり委員会が協力してくださることになり、さらに企画の仕方や企画書の書き方などは、地域のボランティアの方やHAN-KOH日原教室の講師の方が教えてくださったり、サポートしてくださいました。

 

私たちの『やってみたい』という気持ちを一生懸命伝えたことで、想いに賛同してくださったんだと思います。私たちの話を真剣に向き合って聞いてくれたおとなの方たちに、心から感謝しています。」

 

 

地域の大人の方に想いを伝える

 

 

 

そして、2023年8月20日(日)に「青原×サバゲーフェス」イベントを開催しました。

 

当日は小、中、高校生やその保護者の方などを中心に、30名以上の方が参加してくれました。青原の人だけでなく、他地域から参加してくれた人もいて、様々な交流が生まれ、青原が盛り上がった1日となりました。

 

みんなで手作りしたサバゲー会場

 

 

子どもも大人も走り回って大盛り上がり!

 

 

 

久城さん

「イベント当日は、参加してくれた子どもたちに『やってみたいは実現できるんだよ!』ということを伝えられるよう意識して今回の企画に込めた想いを話しました。

 

最初は緊張気味だった子どもたちも、イベントが進むにつれてどんどん笑顔になっていき、終わる頃には『またやってみたい!』『次はいつやる?』など早速言ってもらえたこともとても嬉しかったです。」

 

 

イベントに込めた想いを参加者に伝える久城さんと永見さん

 

 

 

“誰のために、何のために”を考えること。そして「努力と信頼」が大切

 

今回のサバゲーイベントを通して学んだことを伺いました。

 

久城さん

「もともと人と意見が対立することが苦手だったので、これまでは人と何かをすることを避けていました。だけど今回”楽しい”や”好き”を共有できる永見くんと活動でき、このこと自体が私にとって大きな一歩となりました。

 

永見くんの物怖じせず自分の意見を言う姿勢がすごく勉強になったし、見習いたいと思います。

 

そして、様々な人とたくさん対話を重ねることで、”誰のために、何のために”活動するのか?を常に意識して行動することができ、そのことが周りの方の協力にもつながったのではないかと思います。」

 

 

永見さん

「今まで参加してきた地域のイベントなどで知り合った大人の方や、自身の経験してきたことが、今回の活動を行う上で、大きな力になったと思います。

 

また自分たちが真剣に取り組み、想いを込めて丁寧に伝えたり行動することで、地域の方に信頼してもらえたのだと思います。努力と信頼です!」

 

 

これからも新しい出会いにあふれ、エネルギーが広がっていくようなふれあいの場をつくっていきたいと話してくれました。

 

 

永見さん

「そのためには、サバゲー以外の方法も考えたり、活動資金を自分たちで準備できる方法を考えたり、新しい仲間を増やし、次の世代に受け継いでいけるような基盤をつくれるよう活動していきたいと思っています。」

 

 

 

HAN-KOH日原教室は、やりたいことができる場所

 

今回のイベントでも、HAN-KOHの講師に企画書やチラシの作成を手伝ってもらったり、相談にのってもらったりしてとても助かったという久城さんと永見さん。

 

久城さん

「HAN-KOH日原教室は、遊びではなく作業ができるし、やりたいことに集中して取り組める場所です。町外の高校に進学したこともあって、普段なかなか後輩に会う機会もないのですが、ここに来れば会えるし、そういう交流の場所でもあります。

 

今は英検の指導もしていただいていて、毎週来ています。」

 

 

永見さん

「勉強もするけど勉強しに来ているわけではなくて、安心する場所という感じです。いろいろな事を相談できるし、講師やスタッフの方も気軽に話せる方ばかりで、イベントとかやってみたい人にはとてもおすすめの場所です!」

 

 

 

 

大学では地域の魅力や課題をテーマに学び、将来はその学びを地元青原など、津和野町に還元できるような教育魅力化コーディネーターになりたいんです!と明るい笑顔で話してくれた久城さん。

 

 

今、青原で必要とされているのに不足していると感じる鍼灸師になり、地元の人たちの助けになりたいと思ってます!と元気で力強い言葉で話してくれた永見さん。

 

 

お話を聞く間ずっと、お二人の「青原が大好き」という気持ちがたくさん伝わってきました。そしてそんな青原は、未来がとっても楽しみな素敵な地域だなと改めて感じました。

 

 

私たちつわの学びみらいは、これからもまちの子どもたちの「やってみたい!」を応援します。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人
内谷愛
広報
内谷愛
北海道から広島まで、日本各地で過ごした幼少期。民間企業勤務時に海外の文化に接して刺激を受け、約15か国を旅しました。もっと現地の人と関わりたくて、ワーホリでオーストラリアへ行ったり、ボランティアでアフリカへ。そこでの生活を通して、幸せや豊かさ、自分がどう生きたいのかを考えるようになりました。国際理解教育に携わり、団体・高校等でのコーディネーターを経験。キャンプと旅と音楽が好き。広報を通してみなさんとつながれたら嬉しいです。