- 2025/01/08
津和野高校1年生とまちのおとなが出会い、つながる体験授業「トークフォークダンス」を実施しました!
- 瀬戸里奈
12月17日(火)に、津和野高校(ツコウ)1年生の「総合的な探究の時間」にて、『トークフォークダンス』を実施しました。
トークフォークダンスとは?
京都府で生まれ、福岡県福津市の中学校で発展した話し合いの手法です。子どもとおとなが一対一で向かい合って座り、数分間語り合います。フォークダンスのように相手を交代しながら会話していく中で、さまざま出会いや気づきが生まれます。
ツコウのトークフォークダンスは、今年で8回目の開催となります。
地域の方と出会い、コミュニケーションの楽しさに気づくことはもちろん、地域の方に現在のツコウ生を知ってもらうことで、お互いの顔や想いがつながり、地域で一緒に活動するきっかけになることを期待しています。
〇ツコウの「総合的な探究の時間」T-PLANとは?
津和野高校(ツコウ)では、「やってみたい」を「やってみる」ことを大切にし、「総合的な探究の時間」をT-PLANという名前で一貫したプログラムとして設計・運営しています。
・ツコウの「総合的な探究の時間」の全体像についてはこちら
1年生では、『さがす』をテーマに、「気になる!」「やってみたい!」など、自分の心がときめくものを探していきます。
〇第1回(6月6日)ブリコラージュゼミの紹介ムービーはこちら
〇第1回(6月6日)ブリコラージュゼミの記事はこちら
〇第2回(7月16日)ブリコラージュゼミの記事はこちら
〇第3回(11月5日)ブリコラージュゼミの記事はこちら
高校生と同数のおとなが参加!緊張もすぐに笑顔に。
今年も、平日の開催にも関わらず、20代から80代までの約40名の地域の方がご参加くださいました。
そして今年も、毎年進行を担ってくださっている地域の有志団体「思うは招こう会」の方々と、高校教員がタッグを組んで担当しました。
高校生は、前日に生徒同士で練習した際には和気あいあいと会話していたのですが、会場で実際に地域の方々と向き合うと、緊張している様子が伺えました。
しかし、会話する中で高校生もおとなもあっという間に表情がほぐれていき、楽しそうな声があちこちで聞こえるようになりました。
高校生からは、
「最初は緊張してうまく話せなかったのですが、だんだん慣れてきて楽しく会話できるようになりました。話し始めたら、ボールが坂道を転がるように止まらないと感じました。これが『話が弾む』と言うんだなと再認識しました。」
「私のやりたいことを否定せず、応援してくださったことがとても嬉しかったです。人と話すのはとても楽しいことだなと改めて感じられたので、これからも人とのコミュニケーションの時間を大切にしながら生きていきたいと思いました。」
「たくさん話す中で、自分とは違う考え方にも出会うことができ、自分の中の考え方や価値観が少し変わったり広がったりしたように感じます。」
等の感想がありました。
おとなからは、
「高校生とたくさんお話できて楽しかったです。このような活動を機に地域の人同士の交流も活発になればと思います。」
「高校生とは思えないような意見を聞くことができたり、自分を振り返るような質問があったりと、学べることがたくさんありました。」
「年齢や立場を越え、一人の”人と人”としてフラットな関係で会話ができたのではないかと思います。」
等の感想がありました。
コミュニケーションの楽しさを体感することはもちろん、会話の中でお互いを受け止め、刺激し合う機会となりました。ご参加いただいた地域のみなさま、ありがとうございました!
今後も、ツコウ生と地域の方々が関わり合う機会を創出し、そこから生まれるそれぞれの”はじめの一歩”をサポートすることでまちの変化につなげていきます。